今週の月曜日からチャンタブリに来ています。最近このブログは、「外国出張日記」のようになりつつあります・・・。

チャンタブリは今、ドリアンのシーズンを迎えています。さっき街の食堂で晩ご飯を食べていた時、やたらとドリアンの匂いがするなぁーと思ったら、斜め前のおじさんが、カオニヤオドリアン(ココナツミルク味の餅米にドリアン果肉とココナツミルクをかけて食べるデザート)をもりもり食べてました(笑)チャンタブリの町中が「ドリアンカフェ」と化す季節です(笑)

さて、写真のピックアップ車。荷台にはドリアンを載せているのですが、荷台をのぞき込む男が2人。実はこの交差点を曲がったところにドリアン市場があり、この車の運転手(たいていは農家本人ですが)は、そこに収穫物を売りに来てるんですね。市場は多数のブースに区切られていて、それぞれ違う業者が入っています。収穫物を持ち込んだ農家がどの業者に売り込むかは、値段次第です。が、市場の敷地に入る前から、こうして交渉を仕掛けてくる業者も多いのです。この男達はその業者の関係者。ドリアンを載せた車が交差点で信号待ちにひっかかろうものなら、こうして業者達がわらわらと集まり、いきなり値段交渉が始まるのです。信号待ちの間に売り手が決まってしまうパターンもあります。あれまー、って感じです。こういう売り方は、道路脇でも見られます。市場でブースの契約をしていない業者や、地方から自家用トラックで買い付けに来ている小規模業者などは、道ばたでこのような交渉を繰り広げます。この季節、ピックアップ車には道路脇から熱いまなざしが送られ、行く先々でモテモテの気分になります(笑)。